婦人科子宮頚部細胞診 第3章
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–60–7.腺系病変症例31Adenocarcinoma(腺癌)材料:膣・頸部/サーヴィカルブラシ 年齢:40歳代 臨床経過:他院にて精査指摘図1 Cellprep®  ×20図2 Cellprep®  ×40図3 Cellprep®  ×20図4 Cellprep®  ×40図5 Cellprep®  ×20図6 Cellprep®  ×40背景は比較的きれいだが、炎症性細胞の小型集塊が出現している。細胞は不規則に重積し核の大小不同、核異型、クロマチン異常を認める。細胞集塊辺縁にほつれ像がみられ腺癌と判定した。腺系の細胞集塊は細胞質が薄いため、集塊になると細胞質境界が不明瞭になることもある。出現している異型細胞集塊を詳しく観察することが重要である。

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