一般カラーアトラス 第3章
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–35–症例11組織球3–1 呼吸器材料:肺捺印洗浄 年齢・性別:60歳代・男性 臨床経過:異常陰影図3 組織像 H&E図4 Cellprep® CD68  x400図5 従来法(捺印)Pap  x400 図3の肺組織像は濾胞形成とリンパ球浸潤を伴う反応性変化病変である。 炎症所見がある症例では異型を伴う組織球が出現することがある。大小不同や明瞭な核小体が認められるが、クロマチンの増量は少なく個々の細胞質を認めることができる。 腫瘍捺印として提出された検体で、ごく少数のみの異型細胞を認める場合には慎重に判定する必要がある。 また、免疫染色で確認することも可能である(図4)。図1 Cellprep® Pap  x200図2 Cellprep® Pap  x400

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