一般カラーアトラス 第3章
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–36–症例12扁平上皮癌3–1 呼吸器材料:肺捺印洗浄 年齢・性別:70歳代・男性 臨床経過:異常陰影図1 Cellprep® Pap  x400図2 従来法(捺印)Pap  x400背景はクリアになるが、壊死物質は存在する。図2 Cellprep® Pap  x400図1 Cellprep® Pap  x400図3  従来法 Pap  x400 非角化型扁平上皮癌の細胞集塊では配列が鑑別点になる。細胞が長軸方向に流れるように配列、層状に重なるように配列するなどの特徴がある。細胞が並んで重積し、不規則配列を示す腺癌の所見とは異なる。 鑑別困難な症例では特定不能非小細胞肺癌(NSCLC-NOS)とする。 免疫染色の併用により診断確定できる症例も増える傾向にあり、LBC標本は有用である。症例13 扁平上皮癌(非角化)材料:喀痰 年齢・性別 :60歳代・男性

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