一般カラーアトラス 第3章
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–74– 細胞回収率が高く、細胞所見が明瞭であることから、Cellprep®標本のみで十分である。従来法と同様に、採取検体を静置後、上清を捨て、遠心分離を行い沈渣を尿・髄液用バイアル(図1)に入れる。 やや細胞が押しつぶされて細胞境界不明瞭な集団を認める症例がある(図3)が、他に明瞭な所見を示す細胞集塊を観察し判定する。すべての細胞が変性することはまれである。変性途上の所見とも考えられる。肺癌取扱い規約第7版と肺癌WHO分類第4版の腺癌の分類泌尿器でのLBC標本3–6 泌尿器新報告様式日本案現報告例Paris SysteminadequateinadequateNegativeNegativeNegative for HGUCAtypical cellsSuspectedAtypical urothelial cells(AUC-US)Suspicious for malignancyLow grade urothelial neoplasiaSuspicious for HGUCMalignantPositiveHigh grade UCOther malignancies新報告様式とParis System(IAC/ASC)の大分類案上皮内癌および大多数の浸潤性尿路上皮癌は高異型度に分類される。図1 泌尿器用バイアル図2 Cellprep® Pap  x400図3 Cellprep® Pap  x400材料:カテーテル尿 年齢・性別:70歳代・男性 臨床経過:血尿尿路上皮癌尿路上皮癌

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