一般カラーアトラス 第3章
8/75

–32–3–1 呼吸器症例7小細胞癌材料:喀痰 年齢・性別:70歳代・男性 臨床経過:胸部異常陰影図3 Cellprep® CD56  x1000 核所見、特にクロマチン所見が重要となる。 神経内分泌腫瘍に特徴的である細~粗な顆粒状クロマチンの密な分布が確認できる。核小体は小型不整形で不明瞭である。細胞質は薄く、乏しく、一見裸核様にみえる。また、細胞配列も従来法と同様に孤立性、一列縦隊、鋳型状の配列が観察される。図1 Cellprep® Pap  x400図2 従来法 Pap  x400背景がきれいになるので、個々の細胞所見は明瞭になるが、壊死所見などは乏しくなるので個々の細胞を観察するなど慎重なスクリーニングが求められる。図2 従来法 Pap  x1000図1 Cellprep® Pap  x1000症例8小細胞癌材料:喀痰 年齢・性別:60歳代・男性 臨床経過:胸部異常陰影

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る